ダンスフロアが水中だったら、Oceanicは現代のセイレーンのような存在だろう。
DJであると同時にプロデューサーでもある彼は、ファミリーレーベルの〈Nous’klaer Audio〉からしばしばトラックをリリースし、境界線が溶けるような没入感があり、形が変わるような環境を創りだす。Oceanicの音楽体験は、潮の満ち引きのように新しい未知のフロンティアに向かって突き進み、部分の総和よりも大きな原動力を感じる。Oceanicは人々を集めて集団的なエネルギーを育み、共に喜びを体験することに焦点をおく。
2023年には、30人以上の友人のほぼ声だけで構成された作品群で絶賛されているデビューアルバム「Choral Feeling」をリリース。
2019年には、EUが出資する実験的アーティストのためのネットワークとプラットフォームであるSHAPEのロースターの一員となった。今後数年間は、オランダの伝説的なフリージャズ・ヴォーカリストGreetje Bijmaや、ハーグ出身の前衛的なクラシックEnsemble Klangとのコラボレーションを続ける。この先もOceanicは間違いなく進化し続け、私たちを驚かせてくれるだろう。
リリース作品
Oceanic – 「Choral Feeling」 〈Nous’klaer Audio〉2023
Oceanic – 「Choral Dance」 〈Nous’klaer Audio〉2022
Oceanic – 「Total Comfort」 〈Rush Hour〉2021
Oceanic & Greetje Bijma – 「Swallow A Party LP」 〈Yeyeh〉2020
Oceanic – 「Yellow Cone」〈Nous’klaer〉2019
Yutie Lee – 「Flower Songs (Oceanic Remix) 」〈Public Possession〉2020
Jungle By Night – 「Spending Week (Oceanic ‘Cornucopia’ Remix) 」〈Rush Hour〉2020