ベルリン〈Sol Asylum〉のレーベルオーナーで、日本発のレーベル〈Advanced Public Listening〉より発売されたコンピレーションアルバム「ON IN OUT」にて、Matthew Herbert、Move D、Takeshi Nishimoto、Atom TM、Ricardo Villalobosらと名を連ね、注目を集める実力派DJ兼プロデューサー。
Julie Marghilanoの音楽的ルーツは深い。ジャズ・ミュージシャンの父とヴォーカリストの母を持ち、クラシックヴァイオリニストの訓練を受け、これまで彼女が追求し、創造し、取り組んできた活動を通して開花させたマルチな才能を持つミュージシャンである。ベルリンを拠点とする〈Sol Asylum〉のDJ、プロデューサー、そしてレーベルオーナーであるJulie Marghilanoは、ダンス・ミュージックに留まらず、それ以外のジャンルにも関心を拡げ、無数のニュアンスやジャンルを探求する。長年にわたり収集したレコード・ライブラリーを通した、多岐にわたるセレクトを得意とする。
イタリアの有名なクラブ、Peter Pan、Echoes、そしてベルリンミニマルの聖地であるClub der Visionäre/HoppetosseでJulieはダンス・ミュージック・シーンで尊敬されるアーティストとしての地位を固めた。ラスベガス出身のJulieは、イタリアを経て、現在はベルリンを拠点とするが、過去にFlash(ワシントン)、Golden Records(ニューヨーク)、Slowdance(モスクワ)、Freerotation festival(ウェールズ)などのクラブやフェスティバルにも出演し、定期的にワールドツアーを敢行している。
Julieのプロダクションの大半は、ダンスフロア向けの音楽に集中しているが、異なるジャンルに挑戦することで、自分の音楽の境界を押し広げることも同時に楽しんでいる。その良い例として、〈Advanced Public Listening〉コンピレーションのためにわずか7つのバイオリンループとFXペダルを使用した実験的なアンビエントトラックを発表した。Julieのトラック「Human」は、Matthew Herbert、Move D、Takeshi Nishimoto、Atom TM、Ricardo Villalobosなどの熟練の名手たちと共にフィーチャーされた。
不動のアーティストとして、Julie Marghilanoはヴァイナルのリリース、シークレットの別名義プロジェクト、ダイナミックなDJ / ライブパフォーマンスを通じて彼女の音楽とそのビジョンを紹介し続けている。Julieはダンスフロア内ではもちろん、そこに留まらず、独自の自己表現の形を見つけようとする人々にとってのインスピレーションの源であり続けている。