東京を拠点に活動するマルチインストゥルメンタリスト/コンポーザー。幼少期からピアノを弾き始め、10代の頃よりハードコアやメタルミュージックに影響を受けていたが、近年は折衷主義的な多種多様のプロジェクトを持ち、トライバルプログロックバンドKuunaticのドラマーでもある。
ソロプロジェクトでは、モジュラーシンセサイザーでアブストラクトなリズムと不協和音のハーモニーを生み出し、ノイズドローンやインダストリアルミュージックなどの要素を含んだ実験的な電子音楽を演出している。エクストリームでヘビーな高密度の音を操る彼女の卓越した感性は、これまで耳にしたことがないような音楽を生み出し、その万葉の発信音は、日本のノイズミュージックに根ざしていると同時に、それとは全くかけ離れた銀河を彷彿とさせるノイズである。
2019年にEP 「 I 」 をインドネシアの〈Gerpfast record〉から、「Ⅱ」をイタリアの〈Commando Vanessa〉よりリリース。2021年にLawrence English主催・オーストラリアの実験音楽レーベル〈Room40〉より、フルアルバム「EndOfTrilogy」を発表。2023年には「不必要なノイズを極限まで削ぎ落したノ
イズ」をテーマにした 「Ⅳ 」をリリースした。同アルバムにはEndonの名倉太一がゲストボーカルとして参加している。その後clipping.のトラックメイカーJonathan Snipesや暗黒メタルバンドPortal、日本人プロデューサーGolpe MortalやScotch Rolexlなどが手がけたリミックスEP 「IV X VI (Re : visions)」を発表するなど、幅広い音楽性で注目を集める。
国内外問わずライブ公演をしており、数週間に渡るヨーロッパ/UKツアーなども行っている。過去にはRussell Haswell、Space Afrika、cliping.、MayhemのフロントマンAttila Csiharなどと共演。英在住のヴィジュアルアーティスト Daisy Dickinsonとコラボレーションしオーディオビジュアルセットでのパフォーマンスもしている。